2015年3月4日水曜日

<目隠しの森ここにすむもの>

滞在制作は2月1日から始まりました。
 
ワンダーマップ参加は4回目ですが
今回初めて
吹上図書館と吹上歴史民俗資料館に行ってこの地の歴史や
伝承を調べ朗読用詩作もここから。
 
 
 
 
 
鳴物と詩の朗読、空間。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
吹上の文化遺産 伊作太鼓踊り。

町の郷土誌を紐解くと
踊りの中核となる 中打ちと呼ばれる女装の少年たちは
目隠しをして真夏の日中を踊り歩き、
半ばトランス状態になりながら稚児神を清らかなその身に降ろすという記述があった。

大穴牟遅神が作ったと云われる千本楠を下見に訪れたときには、
生い茂る緑とは対照的な色のリボンが
国の調査機関によって楠に無数 結ばれていた。

一方では
不可視状態に身を置くことによって神を感じ取ろうとするダンス、

一方では
神の庭の木々に否応なく付けられた人間の印し。

偶然出会ったこの真逆の営みがとても不思議で
神と人との間の何かを私に夢想させた。
 
 
※会場用説明文
 
 
 
 
 
 
PHOTO
HomareHamada
Mr.KATANOSAKA
NagisaHirakawa
AsumiKunugi
 
 
ありがとうございました。
 
 
 


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